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秋の味覚といえば思い浮かべるのが栗ではないでしょうか。茨城県は、栽培面積及び収穫量ともに全国1位を誇る栗の産地です。その中でも笠間市は県内で最も栗の生産が盛んな栗の産地として知られ、大粒で甘みがあって香りが良いと評判の栗を楽しめます。そのまま茹でて食べてもおいしい栗ですが、栗を使ったスイーツもまたいいですよね。今回は笠間市で食べられる、おすすめのモンブランを紹介します。

※画像提供：kasamarron cafe

なぜ、笠間のモンブランがおすすめなの？

栗の郷・笠間市はモンブラン激戦区

茨城県笠間市は、栗の栽培に適した温暖な気候と、保水性・通気性に優れた火山灰土壌が特徴で、県内一の栽培面積を誇る栗の産地です。そんな笠間市で採れる栗は“笠間栗”と呼ばれ、栗の専門店や栗スイーツを扱うお店もたくさんあり、おいしい栗スイーツを求めて全国から多くの人が集まります。　

また、毎年秋には市内で食べられるモンブランをまとめたリーフレットが作られたり、栗を使ったグルメが集まるイベント「かさま新栗まつり」が開催されたりと、モンブラン熱の高いエリアなんです。

U-A モンブラン cafe

茨城の絶景スポット「石切山脈」を眺めながら味わうモンブラン

東京駅や国会議事堂などの歴史的建造物に使われている稲田石を、100年以上も採掘し続けている「石切山脈」。岩盤が切り立つ壮大さから、“茨城のグランドキャニオン”とも呼ばれているそうです。

「U-A モンブラン cafe」はそんな石切山脈に隣接したカフェで、笠間の栗を使ったモンブランを味わえます。

人気No.1は、イートイン限定の「プレミアムモンブラン」。賞味期限はたったの5分という、笠間産の栗を100％使用した贅沢なモンブランです。一般的なモンブランケーキに換算すると約2個分ものモンブランが盛り付けられた、笠間栗を堪能できる贅沢な一皿です。選べる飲み物がセットになっているのもうれしいですね。

笠間栗をより気軽に食べるなら、モンブランを食べ歩きできるカップスタイルの「笠間栗モンブラン」がおすすめです。

「抹茶モンブラン」は、笠間栗と抹茶をふんだんに使用したモンブラン。爽やかな味わいが人気です。

［提供期間］通年
［イートイン］可
※採石場施設内にあるためモンブランを購入する場合にも見学利用のための入場料300円がかかります。

楽栗 La Kuri

開店直後から注文が途切れないモンブラン

2021年にオープンし、“笠間のゲートウェイ（玄関口）”をコンセプトに、笠間市の魅力を発信している「道の駅かさま」。その中でモンブランを食べられるのが、フードコート内にある “笠間の栗”の専門カフェ「楽栗 La Kuri」です。

大人気のモンブラン「楽栗filo」は、栗入り生クリームの上に栗の濃度が高いペーストをフィーロ（イタリア語で「糸」）のように絞ることで、栗の風味が口の中にふわっと広がるイートイン限定のメニューです。甘さが控えめで、栗そのものの甘さや香りが味わえるのが特徴なので、まず絞りたての味わいを堪能してください。添えられたシーソルトで甘味の変化も楽しめます。

こちらでは、笠間の栗のモンブランが笠間焼のお皿で提供されるので、より笠間らしさを感じることができます。

2023年4月から「楽栗filo」のテイクアウト版が新登場。カップ型の容器を広げるとお皿状になるので、どこでもモンブランを食べられるようになりました。テイクアウト版は土台が生クリームではなく栗のムースとペーストにすることで、崩れにくくなっています。

「栗のbudino」は同じく2023年4月から新登場の、栗ペーストが溶け込んだくちどけなめらかなプリン。自家製マロングラッセと栗クリームをあしらい、様々な栗の味わいを楽しめます。

［提供期間］通年
［イートイン］可

kasamarron cafe

栗農家ならではの熟成栗モンブラン

栗の栽培から加工までをすべて手掛けている栗農家が2022年末にオープンした「kasamarron cafe」。もとは中学校の校舎だった建物をリノベーションしていて、どこかなつかしさも感じる空間です。

笠間産の和栗を収穫後じっくりと低温熟成することで、栗の甘みや香りを最大限に引き出した栗農家ならではのモンブラン。砂糖不使用なのに上品な甘さがあり、栗本来のおいしさを味わうことができます。

マロンパフェは、栗生クリーム、バターやラム酒で風味を加えた栗クリーム、栗アイスなど、様々な栗の食べ方を楽しめるメニュー。添えらえたアングレーズソースを加えると、また違った味わいになります。

シフォンケーキには和栗ペーストと甘露煮をたっぷり混ぜこんであり、ふわふわ・しっとり食感が自慢です。一緒に添えられた栗クリームやアイスクリームを合わせて食べると、コクが加わり味に厚みが出ます。

テイクアウト商品は予約も可能。席の予約はできないので、週末や栗のシーズンなどは早めの時間に訪れるのがおすすめです。

［提供期間］通年
［イートイン］可

栗のいえ

古民家で味わう“絞らない”モンブラン

「栗のいえ」は、笠間出身のシェフが築130年以上の古民家に2021年7月にオープンした、こだわりのスイーツを提供するお店です。

和栗の薫りを閉じ込めずに生かすため、“あえて絞らない”スタイルのこぼれモンブラン。 木箱入りのかわいらしい見た目で、店内の座敷や庭で食べられるほか、テイクアウトもできます。

お皿に盛られたこぼれモンブランを、季節の野菜とフルーツを使用した一皿とともにいただく、イートイン限定の贅沢なメニューです。古民家のレトロな空間でゆったりと楽しめます。

［提供期間］通年
［イートイン］可

テイクアウトの人気メニューは、たっぷりの発酵バターと栗の渋皮煮、甘露煮、栗のペーストを練り込んだ「和栗のパウンドケーキ」。和栗本来のおいしさを堪能できます。

ケーキ、木箱のモンブランは朝の10時より、座敷でのお皿盛りデザートは12時30分より注文でき、予約も可能です。

庭カフェKULA

江戸時代に建てられた土蔵で食べる笠間栗100％のモンブラン

笠間稲荷神社の門前通りにある、江戸時代に作られた土蔵をリノベーションしたカフェ。笠間特産の稲田石を敷き詰めた和モダンな庭園も雰囲気があります。また、どのメニューも、笠間焼の個人作家さんが作った一点ものの器で提供されます。

「松花ドルチェ“栗ざんまい”」はモンブランをはじめ、色々な栗のスウィーツが一度に楽しめる贅沢なメニューです。各枡のお皿はそれぞれ笠間焼の作家さんが作った一点もので、見て美しい食べておいしい一品です。

笠間の栗ペーストを100%使用した「絞りたて生モンブラン」は、お店一押しの人気メニューです。テイクアウトしたモンブランをテラスで味わうこともできます。

「モンブランガレット」は、ガレットの上に生モンブランがたっぷりと絞られた一品。栗の甘さにガレットの香ばしさが加わり、より深い味わいが楽しめます。

［提供期間］通年
［イートイン］可

お菓子の店くり〜む

大きな笠間栗がインパクト大のモンブラン

“箱を開けたときに、驚き、笑顔になり、喜んで食べていただけるようなお菓子作り”がコンセプトの洋菓子店「くり～む」。美しい見た目で持ち運んでも崩れにくいこだわりの生菓子のほか、手土産に喜ばれる焼き菓子なども人気です。

「笠間のモンブラン」は、サクサクのクッキーに、アーモンドクリームと栗入りショコラ生地のロールケーキを乗せ、生クリーム、カスタードクリーム、和栗ペーストを重ね、2Lサイズ以上の笠間産渋皮栗を乗せたモンブラン。栗の風味が口いっぱいに広がる贅沢なケーキです。

パリパリに焼き上げたパイ生地の中に、渋皮栗がたっぷり入った「栗とアーモンドタルト」。栗の風味を損なわない厚さに焼いたタルトをアーモンドヌガーで覆っていて、外はカリカリ、パリパリとした食感が楽しめる人気のお土産です。

専用に焼き上げたサブレ生地と、胡桃、ナッツなどを混ぜこんだサクサク・ホロホロ食感のクッキー生地に、オーストラリア産クリームチーズを使用したベイクドチーズを重ねた「ふろまー樹」。濃厚でまろやかなチーズケーキとサクホロ食感のクッキー生地を一度に味わえる、一番人気の商品です。

お菓子は売り切れてしまうこともあるので、電話での予約がおすすめです。

［提供期間］通年
［イートイン］不可

洋風笠間菓子グリュイエール

パイ生地が土台の珍しいモンブラン

グリュイエールは、笠間市や茨城県産の素材をふんだんに使ったお菓子が並ぶ老舗洋菓子店。店内には絵画や笠間焼などが飾られ落ち着いた雰囲気のカフェスペースがあり、その場でお菓子を食べることもできます。

「笠間地栗のモンブラン」の土台は珍しいパイ生地で作られていて、栗のおいしさを引き立てながら、ケーキとしてバランスよく仕上げられています。パティシエがすべて手作りしているこだわりのモンブランで、テイクアウトでも店内のカフェスペースでも食べられます。

笠間の栗をパウダー状にしてチョコレートと合わせて焼き上げたクッキー「おちぼ栗」。口の中でほろほろとけるような食感と、可愛らしい栗形が特徴です。日持ちもするのでお土産としても人気の高い商品です。

笠間の栗をペーストにして、くちどけの良いチョコレートで優しく包んだトリュフチョコレート。笠間市内で生産される優れた農産物や加工品を認定する、笠間の粋認証商品にもなっています。

生菓子・焼き菓子ともに電話での予約ができ、おちぼ栗や栗トリュフはお取り寄せも可能です。

［提供期間］通年
［イートイン］可

ふる川製菓

和菓子専門店が作るこだわりのモンブラン

1957年に、和洋菓子専門店として創業した「ふる川製菓」。信頼のおける素材のみを厳選して作られたお菓子が並びます。創業時から変わらないおいしさを守り続けるため、機械に頼らない手作り製法にこだわっています。

特に秋に人気の「笠間栗モンブラン」は、笠間の栗をふんだんに使い、栗のペーストは栗と少量の砂糖のみでつくられている贅沢なモンブラン。注文が入ってから絞り出来立てを食べられるので、栗の風味を存分に堪能できる人気メニューです。

［提供期間］通年
［イートイン］可

秋の時期には栗の商品が多く並ぶ中、ひときわ人気なのが、例年9月から翌年1月中旬までの期間限定で登場する「栗蒸し羊羹」。 “栗の味を引き立てる”ことを第一に、手間を惜しまず丁寧に作られた羊羹です。

北海道十勝産の小豆でこしらえたこしあんを使い、丁寧に練り上げじっくりと蒸しあげた羊羹は舌あたりがとてもなめらかです。羊羹が見えなくなるほどたっぷりと乗せられた栗の甘露煮のおいしさが際立つ逸品です。

笠間栗モンブランと栗蒸し羊羹はお取り寄せ可能です。

笠間 モンブラン ラボ ドットエス

かき氷専門店が作る賞味期限15分のモンブラン

笠間焼や茨城県内の民芸品などを展示販売する25の店舗が集まっている「まちの駅笠間宿」。そこにあるかき氷専門店が「ドットエス」です。

賞味期限15分という「笠間のしぼりたてモンブランケーキ」は、1mmという極細に絞った笠間産栗を使用した、なめらかなホイップクリーム・カスタードクリームとのまとまりが良いケーキです。

アイスクリームの上に、しぼりたてモンブランケーキと同じ笠間産栗を絞ったタイプもあります。かき氷専門店なので、もちろんかき氷バージョンもありますよ。

［提供期間］通年
［イートイン］不可

笠間雪みるく

古民家で味わう自家農園の栗を堪能できるモンブランかき氷

「笠間雪みるく」は、古民家で旬の果物を使ったこだわりのかき氷が食べられるお店。こちらのかき氷を目当てに遠方から通うファンもいるのだそう。田んぼと山に囲まれた古民家を改装したお店で、小さな看板が目印です。

毎年秋の一番人気メニューが「栗のモンブラン」。ふわふわのかき氷に自家農園で採れた笠間栗の濃厚クリームがたっぷり乗っていて、シンプルに栗の味を楽しめます。注文できるのは1組1個までと制限があるほどです。

例年6月～9月には、濃厚な自家製すももシロップと、生すもも、ヨーグルトが乗った酸味と甘みの絶妙なバランスの「すももヨーグルト」が人気です。

また、例年8月～10月には、大粒のシャインマスカット「晴王」を贅沢に使ったかき氷も登場します。

笠間雪みるくは完全予約制で、予約時にかき氷の杯数を伝え、お店についてからメニューを選ぶスタイルです。1週間前から前日まではLINEの公式アカウントから、当日は電話での予約が可能です。

［イートイン］可

まとめ

モンブラン激戦区・笠間市のモンブランを紹介しました。どのお店も笠間栗に誇りとこだわりがあり、それぞれに味の印象ががらりと変わります。栗の旬である秋だけではなく、1年を通してモンブラン・栗スイーツを食べられるお店もあります。ぜひいろんなモンブランを食べ比べしてみてくださいね。

※この記事は2023年6月23日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
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